外向き名のキャッシュと、オリジン疎通の鮮度は別物です。Worker で Request.cf 系のヒントと実測ログを突き合わせ、DNS の Geo 回答とズレないかを週次で棚卸しします。GeoDNS 単体の比較表は 2026 Halo 式 GeoDNS・SSH 検収マトリクス、Split-horizon と成果物回線は Split-horizon・TTL・p95 ガイドに譲り、本稿は Worker 層のしきい値に絞ります。
| 区分 | 外向き DNS TTL | ヘルス探査間隔 | 失敗切替の目安 |
|---|---|---|---|
| 常態(公開 A/AAAA) | 300〜900 秒 | Worker 合成 5〜15 秒 | 連続 3 失敗、または 30 秒窓で 50% 以上 失敗 |
| メンテ直前 | 60〜120 秒(1 TTL 周期前から) | 同上 | 人手承認+署名付き dig スニペットをチケット添付 |
| オリジン疎通(直) | — | 10〜30 秒 | 5 分連続不通でセカンダリ誘導または縮退表示 |
| SSH 実測バッチ | — | 1〜5 分 | p95 が週次基線の +40% を 15 分継続 → 票面確認 |
time ssh … exit を回し、混線と認証失敗を分けます。DNS/Worker ルーティング
DNS は「どのエッジ集合に名前が張れるか」を決め、Worker は「そのリクエストをどのオリジン集合へ流すか」を秒単位で上書きします。外向き TTL を無暗に六十秒に落とすより、粘性キー(Cookie または固定ヘッダ)を Worker で検証し、許容オリジン集合を狭く保ったほうが越境チームの体感が安定します。突合手順の細部は ヘルプセンターの公開手順と併読してください。
オリジン往路(HTTPS と SSH の分離)
HTTPS 正面は Worker または CDN でパスを分岐し、成果物はレジストリと同一経済圏の出口に載せます。SSH 踏み台は Anycast に期待せず、地域固定別名を併記してドラフト用だけ別経路へ逃がせるようにします。セッション粘性は「DNS を短く」より「Worker で一致検証+オリジン側の接続上限」をセットで見ると、太平洋横断のフラップに強くなります。
リージョン横断協業と SSH 握手 p95 検収
米西海岸と香港・シンガポールの往復では、初回 SSH 確立(TCP+鍵交換まで)の p95 を週次で採り、基線から四十パーセント超が十五分続いたら dig/traceroute 付きでチケット化します。小容量成果物 GET の TTFB p95 を同じ行に並べ、片側だけ悪化なら DNS/キャッシュ、両方なら海底混線を疑うと切り分けが速いです。
| 検収項目 | 米西 ↔ 港新(目安) | 運用メモ |
|---|---|---|
| 初回 SSH 確立 p95 | 環境ごとに週次基線化、基線 ×1.4 まで | 鍵種・MTU・ProxyJump を固定して比較 |
| 成果物 HEAD/GET | TTFB p95 を SSH と同シートに記録 | 片側のみ悪化 → 名寄せとキャッシュ層から疑う |
検収表が緑なら、四半期初めに PoP とホスト名を固定し、以降は合成ヘルスと SSH バッチだけ触る運用へ落とすのが一番安いです。実ホストの確保と請求の前提は公開ページで確認し、越境メンバー全員が同じ行を見られるようにしておきましょう。